水面を滑る龍頭舟から月を観る。
なんて雅な貴族の遊び…
京都極み旅 藤野恵理さんのご案内で「京 翠嵐」の夕食と合わせて
「観月の夕べ」を体験して来ました。
嵯峨天皇が舟を大沢池に浮かべ、
中秋の名月を賞でられたことから始まった「観月の夕べ」。
嵯峨天皇が造られた大沢池は日本最古の人造池。
1200年変わらぬ姿がそこにあります。
源氏絵巻にも池での舟遊びの場面があり、ずっと憧れていた風景。
天皇は神であり、月は見下ろすもの。
平安の頃、天上人にとって、月は直接見るものではありませんでした。
池や川、あるいは杯に映して月を見ていたのです。
雅と言うか、様式美というか…
めんどくさいというか…
今年は何かと不都合が多かったけれど、思わぬタイミングで夢が叶いました。
これも、恵理さんとのご縁のおかげです。
素敵な体験を、ありがとうございました。
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